カメの種類

水棲ガメ

リクガメ

水棲ガメ

  • クサガメ(ゼニガメ)
  • ニホンイシガメ
  • ミシシッピニオイガメ
  • ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)
  • カブトニオイガメ
  • キボシイシガメ
  • スッポンモドキ

リクガメ

  • ヘルマンリクガメ
  • ギリシャリクガメ
  • アカアシガメ
  • インドホシガメ

カメの種類

カメを健康な状態で飼育するためには、それぞれの種類の特徴や性格などを把握することが重要です。ここでは主なカメの種類とそれぞれの特徴などを紹介しますので、ご自身のペットライフに役立ててください。

水棲ガメ

クサガメ(ゼニガメ)

特徴

クサガメは雄よりも雌の方が大きくなり、雄で15cm程度、雌で30cm程度が一般的な大きさです。特徴として、「外敵に遭遇した時に、悪臭を放って相手の動きを鈍くして逃げる」という行動が挙げられますが、ペットとして飼育しているクサガメが悪臭を放つことは稀ですので、ニオイのことを心配する必要はありません。

性格

クサガメは飼育環境になれるまでの期間が短いため、飼育しやすいカメです。

ニホンイシガメ

特徴

イシガメの皮膚はデリケートなため、小まめに水槽内の水を替えて、清潔な状態に保つようにしてください。また、臆病かつ神経質な性格なので、飼育するためにはまず飼育環境に慣れさせることが大切です。慣れるまでは、エサを与える時以外は放置しておくようにしましょう。

性格

イシガメは臆病かつ神経質な性格なので、他の種類のカメと一緒に飼育するのは避けるようにしましょう。

ミシシッピニオイガメ

特徴

カメとしては小型の部類に含まれ、日光浴をあまり好まない傾向にあります。大きなカメが苦手、広い飼育スペースを取ることができない方などに向いています。

性格

気性が荒いとされているニオイガメの中では、比較的温和なカメです。エサに反応して近づいてきたり、飼い主様の顔を覚えたりします。ただし、無理に触ろうとすると口を開けて威嚇したりすることがあるので、注意が必要です。

ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)

特徴

緑色の体と、目の後ろにある赤い斑点が特徴的なカメです。子ガメの甲羅は鮮やかな緑色をしていますが、成長とともにくすんだ色になります。子ガメの多くの甲羅が緑色をしていることから、「ミドリガメ」とも呼ばれています。

性格

活発な性格で、気性の荒い個体もいます。その反面、飼い主様の手からエサを食べたりするなど、人になつく個体もいます。

カブトニオイガメ

特徴

頭部が大きく、尖った甲羅が特徴的なカメです。カブトニオイガメは雄雌問わず、相性が合わないと頻繁に喧嘩します。また、名前の通り悪臭を放つことがあります。単独で飼育している場合には悪臭を放つことはありませんが、複数飼いで他の種類と飼育していたり、同種でも相性の合わない個体と飼育していると悪臭を放ったりする場合がありますので、複数飼いは避けた方が無難であると言えます。

性格

気性の荒い性格で、相性の合わない個体と一緒に飼育すると頻繁に喧嘩します。エサは何でもよく食べますが、与え過ぎると消化不良を起こす場合がありますので、与え過ぎないように注意する必要があります。

キボシイシガメ

特徴

黒地の体に黄色い斑点が特徴的なカメです。黄色い斑点は成長するにつれて増加しますが、ピークを過ぎると減少したり、消失したりすることもあります。そのほか、尾が長くて太いという特徴もあります。

性格

神経質な性格で、水質の変化にも弱いため、他の種類と一緒に飼育するには適していません。同程度の大きさで、おとなしい性格のカメであれば一緒に飼育できないこともありませんが、体が大きかったり、気性が荒かったりするカメと一緒に飼育すると、食欲が低下して弱る場合もあります。

スッポンモドキ

特徴

ウミガメに似た姿をしたカメで、完全な水棲なので産卵時以外に陸に上がることはありません。非常に大きくなり、また遊泳力も強いので、広い飼育スペースが必要となるため安易に飼えるカメではありませんが、飼い主様の顔を覚えてエサをねだるなどの人懐っこい側面もあります。

性格

攻撃的な性格として知られていますが、慣れると飼い主様の顔を覚えてエサをねだるなど、人懐っこい面を見せることもあります。

リクガメ

ヘルマンリクガメ

特徴

ドーム型をした甲羅が特徴的なカメです。リクガメの中では小型種に含まれ、20cm程度までしか大きくなりません。乾燥を好みますので、粒子の細かい砂を敷いて、砂浴びができるような環境を整えてあげるようにしてください。

性格

人懐っこい性格ですので、初めてカメを飼育される方などにおすすめです。飼い主様の顔を覚えると、近づいて来たりすることがあります。

ギリシャリクガメ

特徴

甲羅の模様が「ギリシャ織り」に似ていることから、「ギリシャ」という名前が付けられたカメです。甲羅の模様が美しいほか、飼育しやいという点でも人気があります。寒さに強い体質なので、日本の気候に適しており、固体によっては50年以上生きるものもいます。

性格

手からエサを与えたり、軽いスキンシップなどを続けたりすると、飼い主様の顔を覚えてなつく個体もいます。

アカアシガメ

特徴

四肢の赤い鱗が特徴的なカメです。子ガメの甲羅は丸くて縁がギザギザしていますが、成長すると盛り上がり、両脇がくびれてひょうたんのような形になります。

性格

臆病な性格で、特に飼育当初は神経質になっている場合が多いので、隠れられる場所を作ってあげるようにしてください。時間をかけてコミュニケーションをはかれば、手からエサを食べたり、声に反応したりするようになります。

インドホシガメ

特徴

甲羅の模様が、放射状の星模様のように見えるのが特徴的なカメです。生息地域がインドやスリランカなので、日本の気候で飼育するのは難しいとされていますが、温度・湿度管理などをきちんと行えば、元気に育てることも可能です。エサの選り好みがなく、比較的何でもよく食べます。

性格

おとなしい性格で、やや神経質な傾向もあります。そのため、ちょっとした環境の変化でも状態に異変が生じる場合がありますので、飼育環境の管理には注意するようにしてください。